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アメリカのカリスマトレーナーのお話

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アメリカのカリスマトレーナーのお話     by little-K

前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2010-7-1 17:16 | 最終変更
先日からケーブルテレビで、アメリカのカリスマトレーナーのシーザー・ミランの犬の問題行動を1時間に3件ずつ解決している内容が放送されています。


私は、彼の本の翻訳本「あなたの犬は幸せですか」を読みました。

帯に「犬と気持ちを通わせて、その絆に奇跡が起こるー全米80万部突破の大ベストセラーの日本語版」とありました。


要するに、犬には、運動、規律、愛情の順番で与えるべきであるというのが彼の考え方です。

確かに、私も犬の問題行動のほとんどが適切な運動と愛情の与え方に問題があるからだと思います。


先日、預かったチワワは、とても問題を抱えていましたが、私が優先したことは「疲れるほどにかまってやること」でした。

全ての問題が解決できた訳ではないけれども、少なくとも人を慕い、甘えられる犬にすることができたと思っています。


今回、犬に教えられたことは、問題行動を直そうとするあまり、犬ときちんと向かい合う姿勢を見せることができないでいる人があまりに多いということです。

チワワには、問題解決など必要なかったのです。

彼女に必要だったのは、自分を心から愛してくれる人だったのではないかと思います。


彼女が抱えたトラウマは大きく、与えられた時間内では解決することはできなかったけれども、彼女の人に対するわだかまりは解決できたと信じています。

散々、遊んだ後に必ず疲れきってリクライニングチェアーで寝そべる私の胸の上で気持ち良さそうに眠っていたからです。


シーザー・ミランが全米で受けたのは、トレーニングの世界がオペラント至上主義に傾き、本来は大切にしなければならない感情のあり方を忘れるような科学者優位の考え方に問題があると指し示しているように思えます。


もちろん、彼がすごいと言い切れないところもあります。
どう見ても作られていると思わせるようなシーンが山のように出てくるからです。


犬の行動についても、「???」と思うような解説がされていたりもします。

それは、彼が全て正しいと言い切れないということを示していると思います。


けれども彼の言い分を全く否定する気にもなれません。

自分が体験してきた問題行動の解決に、彼の言うことも一理あるからです。


それなのに、「もうリーダーシップなんて言葉を使わない!」とか「アルファーシンドロームは、権勢症候群なんて言われるから良くない」なんて反応にも問題を感じます。


確かに彼の「犬は支配しなければならない」という言葉には問題があると私も思うけど、「犬には、正しく導けるリーダーが必要だ」ということには賛成できます。


私はずるいかも知れないけど、それぞれの人の良いところをうまく自分のトレーニングに活用する応用力が指導者には絶対的に必要だと思います。


少なくとも犬の行動学や心理学、学習の原理なんかよりも大切なんじゃないかなと現代の人の心の問題や社会の環境から言えます。


私の友人のインストラクターは、そんな研究を大学で行っています。

彼女はいつも私に犬との関係は、社会情勢や生活が大いに影響していると熱く語ってくれます。


人の心の変化を無視して、普遍的な法則だけに縛られていて、ドッグトレーニングはうまくできるはずがないというのが私たちの共通の考え方です。

その発展のさせ方は、彼女と私では異なりますが、根底にある犬との関係作りに関しての意識は同じであると思います。


まだまだ、テレビの内容は続くようです。

そうそう、彼はこの間の番組の中で、ハリケーンカトリーナーで被災した犬たちのレスキューに力を貸していました。

自分も2頭の犬を引取っていました。


そうそう、アメリカのトレーナーさんやインストラクターは、シェルターで犬の勉強を必ずしているよなぁと思いました。

友人は、神戸の動物管理センターのボランティアがなかなか少なくて大変だと言っていました。


私も先日、彼女の代理の仕事をしながら、ボランティアスタッフの仕事を見てきましたが、とても大変そうでした。

たくさんの犬たちに、いろいろなことをしてあげたくても、世話だけで精一杯なんだそうです。

センターの場所が不便なところだからだと思うと言っていましたが、私はそうは思いません。


本当にトレーニングを勉強したいと思う人は、シェルターワークは、絶対的にやらねばならない課題であると思うのに、お金を出してお客様になってイスに座って勉強すれば良いと思う考え方に問題があるのだと思います。


私がアメリカで出会った素晴らしいトレーナーたちは、みなさんシェルターワークをなさっている方たちで、毎日、人の不理解で苦しんでいる犬たちのリハビリに心をくだいておられました。


そんなこともしないで、シーザー・ミランの批判をすることは、できないと思います。

トレーナーについての批判も同じだと思います。


トレーナーを批判するなら、トレーナーたちと同じ土俵で実力を示さねばなりません。

私は、時々、競技会やテストに参加しますが、なかなか同業者には会いません。

ライセンスを取るまでは熱心ですけどね。

ライセンスを取ったら見向きもしない人が多いと思うのは、私だけなのでしょうか?

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