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究極選択

究極選択     by little-K

前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿なし | 投稿日時 2009-7-20 22:33
ケーブルテレビを見ていた時に、スポットのような短い時間でジレンマについてのコーナーがあります。

今日、そこを見ていたら「あなたが報道カメラマンで目の前で人が助けを求めています。取材をしますか?それとも助けますか?」というのがありました。


そこでその人を助けるだけにするのか、記録を残して間接的に大勢の人を助けるのかというものでした。

実際にアフリカの飢餓の写真ー子供が餓死するのを側でハゲタカが見ている写真を取ったカメラマンは、有名な報道写真の賞を取った次の日に自殺したとありました。


私の答えはひとつです。
もちろん、そこで助けなければならない人を助けるでしょう。

仕事と人の命のどちらを選ぶかというなら人の命に決まっています。

仕事と自分の命なら、きっと仕事を選ぶと思います。


私がこの仕事を続けられる原動力はなんと言っても飼い主さんの「先生のおかげで愛犬との楽しい生活を意識できるようになった」いう言葉です。


問題を感じて苦しんでいる飼い主さんやワンコを救えることが私の使命だと思えるのです。

あの阪神大震災で生き残り、そしてアメリカの9.11で生き残った私の神様から与えられた使命だと思っています。


そう、震災の後にアメリカから来たアニマルレッドクロスが派遣した女性と動物の保護に回っている時に、水をかけられて「この非常時に犬やネコなんか言うな!」と叱られたことも私の力になっています。

ひるんだ私に「だからこそ私たちがやらなければね」と明るく笑った女性の顔を今でもはっきりと覚えています。


救ってあげることができなかった飼い主さんやワンコもありました。

自分の無力さを痛感し、情けなく思う度に自分を奮い立てさせて、また前に進めたのは、私を支えてくれる生徒さんたち、仲間、友達、そして私の最愛の相棒たちです。


だから、どんな究極の選択も答えをすぐに出すことができます。

自分のしていることに何の疑問も不安もありません。

誰かに感謝してもらう必要もありません。

自分のしたいことをしているのですから。


時々、辛いと思うこともありますが、幸せそうな飼い主さんとワンコを見ていると前に進むことができます。

そんな姿を見れるので、自分の選択は決して間違っていないと思えるのです。

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