先日、ある専門学校でエレベーターで事故があったと聞きました。
エレベーターのドアの中に人、外に犬の状態でエレベーターが上昇して、リードがついていたので、犬は天井まで引張り上げられ、リードが切れて床に叩きつけられて、前足を2本とも複雑骨折してしまったそうです。


私は、いつも自動ドアやエレベーターを使う時に、犬が挟まって怪我をしないようにするために自然にドアの前に立って犬を先に行かせて安全を確かめてから自分も行くようにしています。


指導者の中には、門やドアから出る時には、犬は後にすると教えている人がいます。
それをどこでもしていると、自動ドアやエレベーターでは、犬が挟まれてしまう危険性があります。
事故を起こした人は、それを意識していなかったのかも知れません。


そう言えば、簡単に自分の犬のリードを放してしまう飼い主をよく見かけます。
リードは、命綱なのに簡単に放せる飼い主は、危機管理ができていないと言わざるを得ません。


ノーリードにする以外にも、なんだか飼い主の自分の犬への管理の甘さに驚かされることがよくあります。

安いからと買う問題だらけのドッグフード、使い方もよくわからないのに勧められるままに使うチェーンカラーやスパイクカラー、トレーニングの理屈もよくわからないのに犬を殴ったら言うことをきくと言い張る、犬を買う時に、その犬がどんな管理をされてきたかも気にしないで、見てくれだけで決めるなどなど、挙げるときりがありません。


何か問題があると誰かのせいにしたくなりますが、どんな問題も飼い主さえ慎重になって危機管理の意識を持っていれば防げることが多いのです。
知らないこと、考えないことで1番に被害にあうのは、あなたのパートナーの犬なのです。

どうか、常に犬の安全を第一に考えて下さい。
何をするにも、選ぶにも必ず考えること、調べることです。

あなたが正しい選択をしなければ、犬はとんでもないトラブルに遭う可能性があることを忘れないで下さい。