『ペットロス』という言葉自体が、まだ一般化していないと思います。
ペットの死に対して、飼い主が受ける精神的な動揺や心の苦痛は、全ての飼い主が経験することではないと思うからです。
色々な状況が重ならないとペットロスにはならないのです。
しかし、現代では『動物は人を癒す存在』として受け入れられつつあります。
自分の心を癒してくれていた存在がなくなると、当然不安になり、精神的に不安定になってしまいます。
 
私も今、10年私を支えてくれていた愛犬を失って、ひどく孤独感、運命に対する悲壮感を抱いています。
彼の存在の大きさに、自分自身が驚くばかりです。
しかし、自分がペットロスの飼い主さんたちと話をしてきた経験と、たくさんの友人や仲間たちの支援を受けて、少しずつ心を正常に持っていくことができていると思います。
私は、自分のこうした環境のおかげで精神的にも肉体的にもそれほどひどい状態にならずに済んでいますが、こうした環境を持たない飼い主さんは、大変だと思います。
実際に私の友人の訓練士は、1ヶ月以上苦しんでいましたし、しつけ教室の先生をしていた友人も大変な状態になりました。
つまり、犬のプロだから大丈夫ということにもならないのが、このペットロスというものなんだと言う事です。
 
最近では、本屋さんにもペットロスにまつわる本がたくさん並んでいます。
犬をこよなく愛し、犬に癒されていると感じている人は、思いたくないなどと言っていないで、ペットロスの本を読みましょう。
そして、私たちよりも4倍の速さで生きている犬たちと「さよなら」する時のための準備をしておきましょう。