私設ドッグラン

今日、病院の帰りに久々に丸山公園に行って散歩してきました。


また、私設ドッグランになっていました。


嫌な予感がしたので、いっちゃんを始めに出して、次にパットと花とウィッシュで行きました。


案の定、柴犬がうるさく吠えながら近づいてきました。


飼い主さんに「つないで下さい。」と声をかけると飼い主が必死で捕まえようとするのですが、犬が逃げ回って捕まえることができずにいました。


呼んでも戻らない犬を放すな」を通り越して、「他の犬にケンカを売るような犬を放すな」とモラルの低下を実感しました。


自分の犬がフレンドリーだからと他の犬がどんなに怖がって吠えたりしても平気だったり、反対に「どうしてそんなに攻撃的なの。」と自分の犬が原因を作っておきながら相手の犬を悪く考える飼い主の多いこと。


今回も激しく近寄るプードルに怒るウィッシュに眉をひそめている飼い主をよそに足でブロックをかまし、ウィッシュに「いざとなったら食らいつけ」とテレパシーで伝えた私です。


飼い主のマナーの低下や間違った意識は、たくさんの犬にかかわるプロの責任であると私は思っています。


マスコミ、ペットショップの店員、獣医師、看護師、しつけ教室の先生、そして犬友も自分の犬に対してはプロだと思っているのです。


自分の犬だけでなく、全ての犬が安全で快適に生活できるためにできることは何なのかを常に考えて欲しいと思うばかりです。


きちんとしたドッグランに行かず、公園をドッグラン化する飼い主さんたちは、私設ドッグランで起きる問題を全く意識していないと思います。


犬同士でのあいさつも知っている犬と知らない犬もいます。

自分の犬の他の犬に対する無礼な態度に気が付かない飼い主なら、犬はどんどん問題を起こすことになるのです。


そして、その問題犬にかかわった犬たちも問題を抱えることになる可能性もあるのです。


犬たち、人たちがみんな楽しく暮らせるようにそれぞれがほんの少しだけ気を使ってくれたらと思うばかりです。

私も大型犬を飼っていますが、こわがりです・・でも、すこしずつ大丈夫なことも増えてきて、犬や子供なども怖がってましたが大丈夫な距離感が少しずつ縮んできました。犬と対面しても、1メートルの距離があると、平気でいられます。なのになのになのに・・・自称誰とでも仲良くできる賢い犬を飼ってる方は(笑)どんどんどんどんぐいぐいぐいきます・・で、案の定、びびって吠える・・失敗させる・・で、〖こわーい・・〗とか言われちゃううちの犬・・おいおいおいおい！！あいさつさせてもいいのか、聞きなさいよねー！いきなり犬をちかづけないでよねー！と言いたくなります。でも先生のコメントをみてちょっとほっとしました。きっと、子供と一緒でそんな性格の犬を育てたことがないとわからないんですよね。ノーリード・・迷惑もあたりまえだけど、ほんとに自分の犬を愛してたらできない行為ですね。万が一・・考えただけでも・・・

大型犬の怖がりさんの飼い主さん


コメントをありがとうございます。

お返事が遅くなってすみません。


本や資料に埋もれているPCを掘り起こしてくるのに時間がかかってしまいました。（笑）


「犬同士のコミュニケーションについて」をきちんと教えてくれる教室は少ないのが現実です。

信じられないかも知れませんが、指導者自身が犬のボディランゲージをできるだけ読み取ろうとしたり、理解しようとしたりできる人が少ないのです。


思い込みや、間違った理解によって問題が大きくなってしまった犬を何度も見てきました。

先日もエアデールテリアの女の子とノーフォークの女の子が、ちょっと過激な接触をしているのをテリア同士のコンタクトかと思っていたところ、ちょっとしたはずみで小競り合いに発展してしまいました。

興奮度が上がってしまい、ケンカになる前に私が介入せねばならなくなりました。


犬によっては、なんてことないことで興奮したり、攻撃的になったりするのを理解できない飼い主さんや指導者が多いことに常に驚かされています。

「自分の犬は友好的で相手に対して問題を起こすことはない」と思うこと自体がもう問題なのです。


野生に近い、オオカミの気質を残しているワンコは、とても怖がりであったり、捕食本能が高いために相手を獲物と思い反応してしまいます。

そんな犬を問題視するのは間違いです。


周りがそんな目で見るので、飼い主も「悪い傾向だ」とか、「厄介な気質」なんて思ってしまうのです。

犬としての気質としては当たり前だと私は思っています。


反対に誰にでもウエルカムで警戒心がない犬の方が問題だと言えます。

でも、「警戒心がない」と飼い主が思っているだけで本当は相手に対して自分の上位を押し付けている犬がけっこういます。


たまたま、今まで出会った犬たちが相手にしなかっただけっていうだけの犬です。

そのままにしておくと、いつか相手の怒りを買って攻撃を受けてしまうことになります。


私はそんな犬を長い経験の中でたくさん見てきているので、「おお怖〜い」とか、睨みつける飼い主さんに腹を立てる前に、「もっと犬のこと勉強しなさいな」と思ってしまいます。


根底にあるのは、犬を擬人化していることだと思います。

犬は犬です。

人とは違う生き物なのです。


犬の目線でものを見ることができれば他の犬の行動も自分の犬からの返事だと気が付くし、捕食本能や危険回避の本能からの行動であることも理解してもらえるのですが。


今は、自分の犬を守るために徹底して戦わないといけないのが現実です、カナシイけど。


リードを放すのは、心のリード（絆）がしっかりと結ばれていることを確信できた時だけ。

環境も危険性を考えて、きちんと判断ができること。

実際に簡単にノーリードにする人は、考えていないと思いますけどね。

本日、いいお話ありがとうございました。
しっかりとレッスンに通えるように頑張ります。
私設ドッグランの文章参考になりました。
今後の計画に役立てます！

ちぇりパパさん


こちらこそ長時間、とても熱心にお話を聞いて下さってありがとうございます。


ステキなロケーションですね。

ワンコとスローライフを楽しむ飼い主さんのためのドッグランと情報の発信基地になるようなドッグカフェをぜひオープンさせて下さいね！


梅の花がふくらんでいて、少しずつ春が近づいているのを感じました。


ちぇりちゃんの勇姿とメッシ君のお利口さんぶりに楽しい時間を過ごさせていただきました。

ワンコの通訳として免許皆伝になるまで、ぜひ頑張っていただけたらと思っております。


お待ちしております。