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(Update:2008-1-12 6:37:47)

トレーニングの4段活用

犬に教えている時に、犬がちょっとできるようになるとすぐにやめてしまう人がいます。
犬が自分の要求を理解したと思ってしまうのです。


しかし、それは学習ができた訳ではないのです。
カルチャークラッシュの中でも言われていますが、『犬のトレーニングをし過ぎるという人が多いけれども、本当はやり過ぎている訳ではない。
むしろやらなさ過ぎている。』のです。


学習の過程は、ただ犬がその行動をするようになるだけではないのです。
学習は、4つの段階の積み重ねなのです。


1、習得(行動をできるようになる)
2、熟練(行動を無意識にスラスラとできるようになる)
3、応用(行動をさまざまな状況に応用できるようになる)
4、維持(行動が安定してできるようになる)


この4段活用ができて始めて学習ができたということになるのです。


大抵の人たちは、1の段階で学習ができていると思い込んでしまい、その後の段階に進むことをやめてしまうのです。


そのために犬の行動が安定せず、状況で出来たり出来なかったりするのです。


1段階: 習得
習得という段階では、犬が何をすればいいのかをなんとなくわかっている状態なのです。
試行錯誤しながら、「これかな?これでいいのかな?」と犬は飼い主の様子を見ながら考えている時期です。


2段階: 熟練
次の熟練の段階は、習得で犬がなんとなくわかってきた行動がくり返されることで確実にできるようになります。
考える時間が少なくなり、スムーズに行動が出てきます。


3段階: 応用
そして応用の段階は、さまざまな環境や状況においても、行動が左右されることなく出てくるようになるような状態です。
犬は、結びつき学習が得意なので、環境や状況を簡単に行動と結びつけることができます。
反対にいつも同じ環境や状況の中でしか、行動を出さないようだと、他の環境や状況に応用することはできません。

犬は、経験学習でしか学ぶことができないのです。


4段階: 維持
そして、最後の段階が維持です。
行動の学習が終わってから時間が経過すれば、犬はその行動を忘れてしまいます。
すぐに思い出し、行動が取れるようになることがこの維持という段階なのです。
つまり、行動が安定する段階です。




学習には、積み重ねがとても重要です。
それは、犬のトレーニングだけに限りません。

私たち人間でも同じことが言えます。
練習をくり返すことで、やっていることが安定してできるようになるのです。


犬の行動も全く同じであることを忘れないで下さい。
くり返し、くり返しトレーニングすることで、犬は行動を安定させていくのです。


ですから、初めに言ったようにトレーニングにやり過ぎはありません。
何度でもくり返し、くり返し、犬と人が納得できるまでやりましょう!


注意!
時間を長くしろと言っているのではありません。
1回にする時間は短くする方が効果が高くなります。
犬の集中できる時間に合わせてやりましょう。


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