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専門学校の教え子たち

専門学校の教え子たち     by little-K

前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿.1 | 投稿日時 2009-3-13 10:45 | 最終変更
今年も私の苦手な季節が訪れました。
卒業の季節です。


2年間、叱ったり、ビックリさせられたり、ヒヤヒヤしたり、いろいろな思いをさせてくれた学生たちが巣立って行きます。


昨日は、コスモの2年生の最後の授業でした。
みんな良い子です。
熱心で一生懸命で素直で明るくて、私の大切な学生たちです。


犬をこよなく愛し、犬のために飼い主教育をする必要性を感じてくれる使命感を持ったプロになって欲しいと思い、時に厳しく、時に難しいことにチャレンジすることを強いてきました。


「先生、ギブアップ」と言いながらもチャレンジすることをあきらめないタフガイに育ってくれたと思います。


コスモは業界に強くコネクションを持った学校ですが、学生に聞くと就職が決まらない子がたくさんいます。

それだけ不景気な情勢が業界にも影響を与えているのだと実感しました。


以前教えていた別の大阪の学校など、たいしたコネクションもない上に、大量の学生数ですからどうなっていることやらと心配にすらなります。


不適格な講師に適当に教えさせている学校(学校自体が適格か、不適格かの判断もできない)が多い、この現実の中で純粋に犬と関わる仕事を求めて努力してきた子達の行く末を本気で心配してしまいます。

学校を卒業しても、トレーナーとして自立するには訓練所で見習いを少なくても4〜5年、私の生徒は学生時代を入れて7年、8年の修業をしています。


ここに書き込みをしてくれる原君もその1人です。
今では立派なトレーナーですが、教えた立場の者がいうのもなんですが、卒業する頃は、「こんなやつ仕事にならんやろ?」のレベルでした。

就職先の訓練所の所長さんの尽力で、あんなへなちょこが立派なトレーナーと成長したと本当に感謝の気持ちで一杯です。
「よく見捨てずに修業させてくれた!」と思うからです。

また、彼もしっかりと成長してくれました。


でも、今まで教えてきた学生の中で独立してトレーナーとして仕事に就けているいるのは、きっと1〜2パーセントだと思います。

これが厳しいこの仕事の現実です。


コスモの学生、岡山理科大専門学校の学生、私が教えてきた学生の中でほんの数人だけが、やっとプロの道にたどり着けたのです。


きっとこれからも辛い思いや、悲しい思いをたくさん経験しながら、歯を食いしばってがんばらないといけない試練が待っていると思います。

楽をさせてもらって、それが当たり前と思って生活してきた若者たちに情け容赦なく課せられる試練に、どうかみんながいつも前を向いて歩いて行けるように私は祈ることしかできません。


そして、教え子たちの先輩として、恥ずかしくないように自分のことを管理して努力し続けるだけだと思います。

若い力が、不幸な犬、飼い主さんのために何かをしてくれる力に変えることができるという思いを糧にして、老体にムチ打って、また新たな学生たちを教えて行きます。


コスモの2年生のみんなに、また宝塚の歌を歌わせてしまいました。

私の大好きな歌の歌詞を忘れないでね。


たとえ昨日は傷つき迷い,自分見失ったとしても
今を生き抜くことはきっと必ず明日につながる
そうさ誰もが一人で生まれ、孤独な度続けている
歩き出せるはずさ、いつか君も


完璧じゃない生きてくことは、やり直せるどんな時も
たった1度の命、きっと誰もが生かされている
人を愛するために生まれてきたというのなら必ず
愛し合えるはずさ、いつかきっと


辛くなったら思い出してね。
このメッセージを。

卒業おめでとう!
がんばれ!

Re: 専門学校の教え子たち     by ルイママ@ゴールデン

前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿.1 | 投稿日時 2009-3-13 11:23
私の教え子達も、卒業していきました。
私は、トレーナーを目指す子ではなく、動物看護に携わる子達を指導しています。
専門学校のあり方については、本当に腹立たしく感じることも少なくありません。
もっと、業界に通ずる教育の場であればこそ、厳しい現実とそれを跳ね除け、乗る超える力を育てる場だと思うのに…。

医療の現場では、どんなに動物達が抵抗しても、必要であればその表現を無視せざるを得ない状況です。
かなりのストレスをかけることもあるし、同時に日常から飼主さんがもっとリーダーシップを取ってくれていれば、こんなに力ずくの処置をしなくても良いのに…と悲しくなることも。

獣医師の中には、動物の気持ちを考えずに医療を行なう方もいらっしゃいます。
それは、人間の医師も同じだと思います。
以前、我が子を心配する親の気持ちに配慮で出来ない心無い小児科医に出会い、憤慨したことがありました。
獣医師も、小児科医に似た立場です。
動物(子供)と飼主さん(親)の両方の心のケアを含めて、行動学を学ぶものとして、医療の現場へ還元していく事が私の使命だと思っています。

学生たちも、そんな動物達の心に寄り添った看護をしてくれることを願わずにはいられません。
前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿なし | 投稿日時 2009-3-13 21:57 | 最終変更
ルイママ@ゴールデン さん


そうですねぇ〜、ルイママとは同じ仕事をしているんですよね。
トレーナーを目指す人も看護の道を目指す人も、きっと専門学校の中で現実とは違うことを学んでいるんでしょうね。


どんなにルイママや私が叫んでもみても、何も変わりはしないのでしょうね。

でも、せめて学生に何か残してやりたいと踏ん張っているのかも知れませんね。


そうですね、獣医師にも本当に動物が好きなのか?って思ったりする人を私も何人か見てきました。

阪神大震災の時に、三田の救護センターで、犬の治療のボランティアできた獣医師の首根っこを掴んで外に追い出したことがありました。

その獣医師に「たかがトレーナーごときが」と言われました。
自分たち以外の犬の仕事をしている人を下に見る、思い上がった獣医師でした。


「ここでは、私が責任者だ!悪いけど、たかがトレーナーが責任者なんだ!」と言ってあげました。


世の中には、自分の愚行を棚に上げて、周りの人に心無い言葉を浴びせる情けない人が存在します。

そんな人に会った時に、反面教師にして自分の行いを正して行くことが学生たちにできるだろうか・・・。


複雑な気持ちになりますよね。

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