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『虹の橋』のお話

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『虹の橋』のお話     by little-K

前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2011-8-16 14:33 | 最終変更
「犬の十戒」と同じように作者不明の外国の詩で「虹の橋」というのがあると最近手に入れたペットロスの本に載っていました。


虹の橋


天国のほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛し合った動物は、亡くなるとそこに行くのです。
そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
食べ物も水もたっぷりあって、お日様はふりそそぎ、みんな暖かくて幸せなのです。
病気だった子も、みんな元気を取り戻し、傷ついていた不自由な体になっていた子も、元の体を取り戻すのです。
まるで過ぎた日の夢のように・・・。
みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
それは自分にとって特別な誰かさん、
残してきてしまった誰かさんがここにいない寂しさのこと・・・。
動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
でもある日、その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、体は喜びに震えはじめます。
突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは早く、飛ぶように。
あなたを見つけたのです。
あなたとあなたの友は、再開の喜びに固く抱き合います。
そしてもう二度と離れたりはしないのです。
幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎ、あなたの両手は愛する友を優しく撫でます。
そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度覗き込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。
それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです・・・。


とても有名な詩だと本に書いてありましたが、私は初めて知りました。

犬の十戒は知ってましたけど、虹の橋は知りませんでした。

人が主人公になっている話はずいぶん前に何かの本で読んだことがありました。


ある人が天に逝く時に、後ろから声がするので振り向くと、愛犬が尻尾をふって走ってきて、自分に飛びついてきた。

その人は愛犬に「だめじゃないか。お前はもっと生きないといけない。もどるんだ。」と何度も犬を追い返そうとしました。

でも犬はその人の側から離れようとしませんでした。

「いいのか?本当にいいのか?」と何度も愛犬の顔を見ながら聞くと、犬は嬉しそうにその人の顔をなめまわしました。

「しかたないなぁ」とその人はため息をついて犬の頭を撫でて、犬と一緒に天に向かって歩き始めました。

町のはずれで一人の男が死んでいました。
その男の脇に1匹の犬が添うように死んでいました。

あきらかに犬は死んだ男の側を離れようとせず、後から死んだようでした。


こんな風に犬に愛されたらいいなぁと昔読んだ本の中にあった文章をいつまでも覚えていました。

こんな風に愛される飼い主さんになって欲しいと思って教室をしているのかも知れません。


お盆でご先祖さまのことを思うのと一緒に愛犬たちのことも偲んでみたいと思いました。

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